数年前と比べると街中で子供を乗せた電動付き自転車を走らせているママさん達の姿をよく見かけるようになりました。
厳密にいうと正式な呼称があり、ママチャリではなく「子供のせ電動アシスト付き自転車」と言います。この「子供のせ」と認められたものでないと、条件によっては子供を同乗させることが出来ないので実は大切な意味合いを持っています。
そんな子供のせ電動アシスト付き自転車ですが「便利だけども高い」という印象もあり、普通のママチャリを買うか電動タイプにしようか迷っている方も少なくはないと思います。そんな方へぜひおすすめしたいのがレンタルのサービスです。
ここでは電動アシスト付き自転車の基本的な知識から、子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタルとレンタル会社の選び方まで沢山の情報をお届けします。
子供のせ電動アシスト付き自転車は借りるがお得!
通園やお買物、ちょっと近場へ小さなお子様と移動される際、どの様な手段をお使いになりますか?
自転車や自動車、もしくは近場であれば徒歩なんていう方法もありますよね。小回りが利いて利便性があるものと言えばやはり自転車は欠かせない乗り物かと思います。中でも電動アシスト付き自転車は画期的で、お子様やお買物袋など、一緒に乗せて運転すると結構体力を使ってしまうものもラクラク漕げてしまうのが魅力ですよね!
そんな電動アシスト付き自転車ですが、一度は「買ってみようかな~」なんて考えた事があるのではないでしょうか?ですがそう安いものでもなく、相場的には安くても7万円代で、性能の良いものを選ぼうとすると20万円を超えるものもあり、簡単には手を出しにくいものと躊躇ってしまう方が多いと思います。更に言えば小さなお子様がいらっしゃる場合、チャイルドシートやその他のオプションも必要となり費用がかさんでしまうものです。中には「チャイルドシート付電動ママチャリ」のような、既にチャイルドシートが付いている電動アシスト付き自転車もありますが、やはり相場は14~15万円ほど掛かってしまう様です。
そんな時にぜひおすすめしたいのが子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタルです!「そんなサービスあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実際に従来の自転車(いわゆるママチャリ)のレンタルが多い中、幾つかの会社では電動アシスト付き、しかも子供乗せを前提としてチャイルドシートまで付属している自転車をレンタルしているところもあります。
ただ考えてしまうのは「レンタル費用はどのくらい?」とか「結局買うよりも高くついてしまうのでは?」という部分かもしれません。他には衛生面であったり、故障なども気に掛かってしまいます。そんな方のために、ここでは子供のせ電動アシスト付き自転車レンタルの魅力と共に、失敗しないレンタルの考え方をお届けしたいと思います。
電動アシスト付き自転車の基礎知識
まずは電動アシスト付き自転車について、基本的な特徴と選び方をご紹介します。
簡単に説明すると、内蔵しているモーターによってペダルをこぐ負荷を小さくしてくれる自転車の事を言います。ポイントは「アシスト付き」という部分で、「電動自転車」とは実は意味合いが異なります。
電動自転車とはモーターの力だけで駆動する乗り物を言い(フルアシストとも言います)、電動自転車を運転する場合は原付免許が必要となります。つまりエンジン駆動の原付と扱いが同じで、ヘルメット着用は勿論、自賠責保険加入も義務となります。電動アシスト付き自転車の場合は道路交通法の扱いでは従来の自転車と同じとなり免許は不要となります。
前述にもありました通り、モーターでペダルを漕ぐ力をアシストしてくれるのが電動アシスト付き自転車です。
アシストと一言でまとめてしまうのが一番わかりやすいのですが、少し細かく説明しますと運転者のペダルをこぐ力や回転数、速度などを検知し、運転者がペダルを踏み込む負荷を一定に保つように差分の負荷をモーターの出力で制御するものとなります。この運転者の負荷とアシストするモーターの負荷の比率を「アシスト比率」といいます。これによって坂道で思いっきりペダルを踏まないといけない場合や、重い荷物を載せた状態で一定のスピードを出そうとした場合などに必要な分の力をモーターが補助してくれるのです。
ただし速度に関してアシスト比率を補足すると、道路交通法で定めがあります。例えば運転者がペダルをこぐ力を1とした場合、自転車の時速が10km/h以下の場合はモーターがアシストできる力は2までと決まっています。以降時速が24km/h以下までの場合は徐々にアシストできる力が少しずつ低下し、24km/hを超えるとアシストしない様な構造になっています。速度に対して必要以上の補助をしないように配慮されているのですね。
他にはモーターを駆動させるためのバッテリーや、アシストのON/OFFなどを設定するためのコントローラーが存在します。基本的な仕様は同じだと思いますがメーカーによって特殊な機能が加わっていたりしていますので、気になる機種の機能を調べてみたり、試し乗りをしてみるといいですよ!
乗り心地のお話をすると、従来の自転車よりも電動アシスト付き自転車の方が魅力的です。ですが、全てにおいてアシストなしの自転車より優れているというわけでも無い事を知っておくことも大切です。ここでは電動アシスト付き自転車について、選ぶ際に注意しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
- 1.価格
-
何と言っても価格が高いという事が購入を躊躇ってしまう要因かと思います。
電動アシスト付き自転車が市場に出回り始めたころに比べれば、様々なシリーズも増え比較的安価なものも販売しています。とはいうものの安価なモデルでも7万円が現在の相場です。
安い機種を選びがちになってしまいますが、その分バッテリーの容量や故障時の修理対応などの条件もあるので慎重に選んでいただく事をおすすめします。 - 2.重量
-
従来の自転車と異なる部分として、気にかけて頂きたいのは重さです。
例えば電動アシストなしの自転車、所謂ママチャリ(チャイルドシートなどのオプションなし)の平均的な重量は約20kgくらいだと思います。対して電動アシスト付き自転車の場合、目安ですが約5kgほど重いと言われています。
重さの要因はモーターやバッテリーと思われがちですが、実はそれだけではなく自転車のフレームなども重量が増しています。これはモーターなどの荷重が増した分、フレームを強固にし安定した運転が出来るようにするためとなります。乗っている間は特に気にならないかもしれませんが、例えば手押しで坂道を上る必要があった場合は大変です。他には駐輪場で少し持ち上げてレール上に車輪を乗せないといけない場合などは一苦労ですよね。
軽量化はメーカーも試行錯誤し、現在では様々なモデルが登場しています。機種によっては電動アシストなしの自転車と変わらないものもありますが、軽量化によって高価なものになっていたり、耐荷重量が少ないなど、懸念点も出てきますので一概に軽いものが良いとも言い切れないと思います。予算や用途に対して最適なものを探しましょう! - 3.バッテリー
-
電動アシスト付き自転車として最も欠かせないのはバッテリーです。
基本的にバッテリーの容量によって電動アシスト時の走行距離は異なり、大容量のバッテリーであれば長時間の運転も可能ですが重量も増えてしまいます。メーカーによっても走行距離は異なりますので、お買い物や子供の送り迎え、通勤通学など用途に合わせて適切な容量のバッテリーを搭載したモデルを選ぶのをおすすめします。またバッテリーの種類によって寿命や充電性能、そして重量や価格が異なります。最近ではリチウムイオンのバッテリーが多く採用されていますが、種類として他に鉛酸バッテリーとニッケル水素バッテリーがあります。
鉛酸バッテリーは他より安価ですがとても重く、充電を使い果たしてしまうと充電性能が急激に下がってしまいます。その為、使い果たす前に充電をこまめに行うよう管理が大変です。
ニッケル水素バッテリーは、メモリ効果(充電回数によって充電容量が減っていく現象を言います)の特性上、鉛酸バッテリーとは逆に充電を使い果たしてから充電をしないと充電容量が顕著に減ってしまいますし、放電しやすいため放置していると残量がなくなっているという事もよくあります。
対してリチウムイオンバッテリーは、他に比べてバッテリー寿命も長く軽いというのが特徴のため最近の電動アシスト付き自転車ではよく使われるようになっているようです。ただ他よりも高価であり、衝撃や高温に弱く少しデリケートなバッテリーでもあります。もちろん商品化されているバッテリーはメーカーによって安全性を保った設計をしているので、想定以上の負荷を与えなければ問題ありません。
価格も大きなポイントですが、まずはご自身の用途を明確にして条件に合った自転車を選ぶことをおすすめします。
子供のせ電動アシスト付き自転車の特徴と選び方
ここまで電動アシスト付き自転車について基本的な情報をご紹介してきましたが、中でも小さなお子様がいるお母様には子供のせ電動アシスト付き自転車の人気は特に高く、お子様を乗せて出かけたり、お買いもので重たい荷物を乗せる事を想定して選ぶ方が多いそうです。
ちなみにですが、電動アシスト付き自転車のモデルは大きく分けると以下の5種類があります。
- ・シティサイクルモデル
- ・子供のせ対応モデル
- ・スポーツモデル
- ・折り畳み・小径モデル
- ・3輪モデル
特に小さなお子様を乗せる場合に関しては、所謂スタンダードともいえるシティサイクルモデルにチャイルドシートを装着する方もいらっしゃいます。ですが子供乗せ対応モデルの場合、子供を乗せて運転する事を前提条件として設計されており、重心がシティサイクルモデルよりも低く、更には親御様の目線に合わせたアイデアが組み込まれている事が特徴です。
ここでは子供のせ電動アシスト付き自転車の基本的な特徴と、選ぶ基準についてご紹介します。
電動アシスト付き自転車に限ったものではありませんが、自転車全体において原則として道路交通法上運転者以外は乗ってはいけないものとなっています。ただし子供を乗せる場合に限って例外が許されており、2人乗せる場合は「幼児2人同乗基準適合車(BAAマーク)」やSGマークのステッカーが貼られている自転車であれば運転手が16歳以上に限り同乗可能となります。「幼児」の年齢は6歳未満とされているので同乗の際は十分にご注意して下さいね。
子供のせを前提に設計されているため、前後のチャイルドシートが設置しやすい様になっています。シティサイクルモデルに後付けする場合、別売りのチャイルドシートを設置しようとすると不安定で心許無い感じになります。対して子供のせ用の場合は前乗せの為にハンドルがUの字状に大きく曲がっていて、その間に専用のチャイルドシートが設置できる様になっています。またリアキャリアが比較的頑丈になり、後ろ乗せ用のチャイルドシートもしっかり固定する事ができます。
ちなみに前後のチャイルドシートですが、前のせの場合は2~3歳までが目安で、目の届く位置に乗せたほうが安心と言われています。後ろのせは2歳以降が目安となり、この場合はしっかりとシートベルトを着用する必要があります。また、乗せる子供の体重は1人でも2人でも合計で30kgが目安となります。メーカーによって厳密な許容耐荷重は異なりますので、選ぶ際は30kgを目安に同乗可能かをポイントにすることをおすすめします。
子供乗せ電動アシスト付き自転車のタイヤサイズは主に20インチと26インチの2種類となります。26インチのタイプは電動アシストなしの自転車でもよく見かけるものだと思います。一方20インチタイプは小径ゆえにペダルをこぐ回数も多くアシストなしでは相当疲れるものだったのですが、電動アシスト付きにする事で運転者の負荷を低減する事ができ、さらに重心が低いため安定したバランスで運転できる事が利点です。また形状も子供のせではない小径モデルと似ている事から、自然とオシャレな雰囲気を感じるのもポイントですよね。
とは言うものの、一概に小径サイズの方が良いという訳ではありません。子供のせ電動アシスト付き自転車に求めるべきポイントの一つとして「運転の安定感」も当然ながらあります。そのため両足がしっかり地面につけられるか、ペダルをこぎやすいかなどを踏まえ、身長が高い人の場合は26インチのタイプも候補に加えて、乗りやすいかをぜひ試してみて下さい。
その他タイヤ周りで考慮してほしいポイントとして、駐輪する際のレーンの形状もあります。
電動アシスト付き自転車の場合、タイヤ幅がアシストなしのものと異なり少し太く作られています。ブリジストンのタイヤを例に挙げると20インチのタイヤでは最大で約5.4cmとなり、駐輪場のレーン幅に合わない事もあるので注意が必要です。また自転車の車軸部に速度センサーが装着されているものが多く、20インチタイヤの様に小径の場合だとレーンに車軸部が干渉し、速度センサーを壊してしまう事例もあるそうです。同じくブリジストンタイヤを例にすると、20インチのタイヤで地面から速度センサーまでの高さは約19~20cmになります。
最近作られた駐輪場のレーンであれば電動アシスト付き自転車のタイヤ幅を考慮して設計されているケースもあるらしいのですが、まだ細い規格のレーンが多いと思います。タイヤ幅に関しては恐らく電動自転車用のタイヤ規格上避けられない部分もあると思いますので、自転車選びというよりは電動アシスト付き自転車用の駐輪場選びとして適した駐輪方法を選択してくださいね。
大きなポイントとしては先に述べました3つではありますが、メーカーごとに特徴もありますし、チャイルドシートだけではなくレインカバーなど他のオプションを付けた場合の運転のしやすさなども基準として選ぶのが良いと思います。
何より決して安い買い物ではありませんし、お子様の成長までと限らず長く使う事ができるものと考えれば、すぐに購入とならずに慎重に選ぶべきだと思います。
長く乗りたいというポイントに関していえば、保証や修理という観点でもYAMAHAやブリジストン、パナソニックといった大手メーカーの方がメーカー保証が確実であったり、メンテナンス部品の入手のしやすさにおいて秀でているのでおすすめです。
他には購入した自転車屋さんが近くにあり、色々とサポートをしてくれると理想的ですよね。こればかりは転勤などでお引越しする事があると難しいので、保険やメーカー保証などでどこまで対応できるかチェックしておくことも大切です。
子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタルについて
ここまで子供のせ電動アシスト付き自転車の特徴や選び方についてご紹介しましたが、ご購入の参考になりましたでしょうか?先の「その他の特徴」にも書かせて頂きましたが決して安い買い物ではありませんし、そう簡単には決心を付けられないものだと思います。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタルです。5年6年と、長期にわたって利用する場合は購入の方が安く済むかもしれませんが、例えば2年限定などと期間と割り切って利用される場合はレンタルの方が圧倒的なコストパフォーマンスを発揮してくれます。
ちなみにですが、レンタルを利用する方の中には以下のように考えられている方がよくいらっしゃるそうです。
- ・子供の送り迎えしか用途がないので、小学校に上がる数年だけ使えれば良い。欲しいと思うけども数年のために高価な買い物をするのはリスクを感じてしまう。
- ・転勤などの引越しの予定を控えているので、1年間だけレンタルして引越し先で購入を検討したい。
- ・子供のために安心できるものを選びたいけど、忙しいのである程度パッケージっぽくまとめて入手の手間を省きたい。
- ・試乗ができればいくつか乗ってみて、良いと思ったものを購入したい。
そんな子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタルですが、レンタル専門の会社もあれば各地の自治体が市民に対してレンタルしている場合もあります。極力安価でレンタルをしたい場合は、自治体のHPでレンタルを行っているかチェックしてみるのも良いかと思います。
子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタル費用は?
電動アシスト付き自転車のレンタルを行っている会社はいくつかありますが、子供のせ電動アシスト付き自転車となると現在のところ多くはありません。
ここでは子供のせ電動アシスト付き自転車をレンタルしている会社の料金やサービス内容を比較できる様、表にまとめてみました。ぜひご参考にしてみて下さい。
サイト名 | |||
---|---|---|---|
MBR-Mom's Bike Rental | TRSテイトレンタルシステム | 楽笑計画 | |
子供のせ対応車種 | 3機種(YAMAHA) | 2機種(YAMAHA) | 2機種(YAMAHA) |
タイヤサイズ | 20インチ | 20インチ 26インチ |
20インチ 26インチ |
搭載バッテリー | 12.3Ah(3機種とも) | 8.7Ah(2機種とも) | 要確認 |
月額費用 | ・3ヵ月契約:10,800円/月 ・6ヵ月契約:8,600円/月 ・1年契約:5,400円/月 ・2年契約:4,860円/月 ※全て税込。 |
11,000円/月(税込) | 10,800円/月(税込) |
チャイルドシートの オプションサービス |
月額費用に含む ※送料無料 |
チャイルドシートのオプションサービス無し(車体が子供のせ対応)。 利用者が別途購入。 |
月額費用に含まず。 追加オプションサービスあり。 ・前乗せシート:2,000円/月(税込) ・後ろ乗せシート:2,000円/月(税込) |
納車引揚手数料 (初回) |
・送料無料 ・時間指定:3,240~5,400円(税込) |
5,400円(税込) | 5,400円(税込) |
保険取り扱い | 取扱なし ※各種保険の案内はあり |
取扱なし(法人契約に限り加入済) ※各種保険の案内はあり |
取扱なし ※各種保険の案内はあり |
支払方法 | クレジットカード | クレジットカード 銀行振込 |
要確認 |
対応エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 ※一部地域を除く |
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 ※上記以外の地域の場合、初回納車引揚手数料(税込5,400円)に加え、別途車両輸送費が必要な場合があります。 |
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 ※一部地域を除く |
その他 | 1. 3ヵ月、6か月、1年、2年の4種類の契約プランあり(2年契約で、月額最安プランで4,860円/月)。 各プランとも契約満了後の月額費用に割引あり。 2.オプション販売品あり ・チャイルドシートレインカバー ・子供用ヘルメット |
1.法人向けサービスが豊富。 2.契約プランは1ヵ月単位のみ。 ただし3ヵ月以上利用で初回支払い時に3ヵ月分の前納した場合は、オプションサービスと納車引揚手数料が無料。 |
1.契約プランは1日、1泊、週末、1ヵ月の4種類。 ※ただし1ヵ月プラン以外は店頭受付のみ(電話予約はOK)。 2.3ヵ月分の契約費用を一括で支払う場合、チャイルドシートオプションと納車引揚手数料が無料。 |
公式サイトを見る | 公式サイトを見る | 公式サイトを見る |
失敗しない子供のせ電動アシスト付き自転車レンタルの考え方
子供のせ電動アシスト付き自転車をレンタルできる会社について費用やサービス内容をご紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?
月額費用で揃えてみるといづれのレンタル会社も同じように見えますが、レンタルしている子供のせ電動アシスト付き自転車の仕様やオプションなど、サービス内容に違いが伺えました。他には契約プランが各会社で異なり、1日単位の契約が可能な会社もあれば、一定契約期間後は月額費用を割引にしてくれる会社もありましたね。
さらに言えば専門のレンタル会社だけではなく、場所によっては自治体でも低料金の月額費用で子供のせ電動アシスト付き自転車を貸し出す取り組みをしているので、条件さえ合えばさらにお得になります。
レンタル専門会社と自治体のサービスどちらにおいても長所と短所はあり、結局どこでレンタルしたらいいの?と悩む方もいらっしゃるかと思いますので、ここで子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタルで十分なコストパフォーマンスを得るために考えておきたいポイントをまとめてみました。
レンタル期間中に掛かる費用として以下があります。
- 1.本体レンタル費用
- 2.オプションレンタル費用(チャイルドシート、レインカバーなど)
- 3.納車引揚手数料
- 4.各種保険費用
- ※消耗品費用(バッテリー、タイヤ、ブレーキバッドなど)
- ※修繕費用(パンク、損傷、部品紛失など)
消耗品費用や修繕費用に関しては、レンタル会社によっては条件次第で無償対応してくれる場合もあります。
先ずは1~4の項目に対して必要金額を把握しておく事をおすすめします。
当然ながら本体やオプションのレンタル費用が大きな割合を占めますので、利用期間を明確にしておくことも大切です。
レンタル契約のプランも各レンタル会社によって異なり、1日単位もあれば、月単位や年単位のレンタルプランもあります。数日単位であれば1日レンタルなどを利用する方が良いかもしれませんが、数ヵ月や数年といった期間であれば割引などの特典がある方が断然お得です。
まずはレンタルしたい期間をはっきりさせておき、利用期間が長い場合の割引サービスがあるかなどをレンタル会社に確認してみるのも良い手だと思います。
よくあるケースとしては、自治体でレンタルできたとしてもモデルを選択できないという場合があります。殆どの方は費用が安いので仕方ないと考える方が多いですし、拘らないと割り切れば問題ではありません。
専門のレンタル会社の場合はこの様な事例は少ないのですが、ごく稀にHPに掲載しているモデルとは異なる場合もあります。ですが、このような場合は大体がレンタル商品のリニューアルによるもので、同等の仕様で後継モデルを紹介されたりします。何と言ってもレンタル事業のプロですので、お客様が満足できる条件でサービスを提供してくれますし、安心されても問題ないと思います。
先に気になるモデルがレンタル可能か問い合わせてみるというのもオススメです。
サービスの手厚さもレンタル先を選ぶ上で大切なポイントです。
子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタルサービスに関していうと、自転車本体の消耗品や子供のせ対応部品に対して満足なサービスを受けられるのかというのはとても重要です。
自転車本体の消耗品と言えば主にタイヤ、ブレーキパッドを指しますが、電動アシスト付き自転車となるとバッテリーが加わります。タイヤやブレーキパッドは摩耗するものなので、劣化によるものであればレンタル会社で無料交換してくれる場合もあります。この辺りは自転車に乗っていれば何となく理解できる部分ですが、バッテリーとなるとレンタル会社によっては消耗品としてサービスに記載がない場合があり、扱いが曖昧である事もあります。
バッテリーは種類に限らず、製造年月、充電回数、充電状況、保存・管理状態などによって充電性能の下がり具合が異なります。レンタルされる度に新品のバッテリーに乗せ換えているという事は流石に考えにくいので、もしかすると充電性能が今一つではないか?と思ってしまう場合もあるかもしれません。
なので、消耗品のサービス対応の中でもバッテリーについて明確に記載されているかという事も大切なポイントです。
最後に子供のせ電動アシスト付き自転車として必要なアイテムもレンタルできるのかというも重要です。レンタル会社もしくは自治体によってはレンタルできる電動アシスト付き自転車本体は「幼児2人同乗基準適合車」だけども、肝心なチャイルドシートはレンタルしていないという場合もあります。
この様な場合、本体のみレンタルをしても結局チャイルドシートを購入必要があり、さらに言えばレンタル解約後はチャイルドシートだけが残ってしまう羽目になります。解約後に自転車本体の購入を検討したとしても、既にあるチャイルドシートを基準に選ぶのは釈然としない気持ちになってしまいますよね。誰かに譲る事ができれば幸いですが、処分するとなると自治体によっては粗大ごみとなってしまい処分費用が掛かってしまいます。仮にチャイルドシートを購入して自転車本体をレンタルした場合、解約後はチャイルドシートを取り外し、納入時の形状に復旧する必要があります。
先ずはチャイルドシートも含めてレンタルが可能である事を確認しましょう。
次に考えておくべきポイントは「チャイルドシート込みの子供のせ電動アシスト付き自転車のレンタル費用」です。
レンタル会社によっては、本体レンタル費用とは別に、オプションとしてチャイルドシートのレンタルプランが存在します。チャイルドシートも前乗せと後ろ乗せがあるので、3人乗りになるとチャイルドシートを2つレンタルする必要があります。このような場合、月額費用も高くついてしまうので大変です。
ここでオススメしたいのはMBR-Mom's Bike Rentalの様な自転車本体とチャイルドシート込みのレンタルプランです。
子供乗せのシチュエーションとして考えられる、前乗せ、後ろ乗せ、3人乗りの3つのパターンに合わせた「チャイルドシート込み」のレンタルプランがあるのは嬉しいですね。返却時もそのまま返せるのでとても楽です。
またチャイルドシート込みで3ヵ月契約の場合10,800円/月(税別)というのは、他社と比べてもコストパフォーマンスがとても高いです。
※詳しくは前述しましたレンタル会社一覧をご覧ください。
他には子供のせに関連するオプションを提供しているか等も確認しておくことをおすすめします。特にチャイルドシート用のレインカバーなどは雨の日の必需品とも言えますので、チャイルドシートや自転車の形状に合ったものがすぐ手に入ると嬉しいですよね。
まとめ
電動アシスト付き自転車は欲しいとは思うものの高くてなかなか購入に踏み切れないものの一つだと思います。別に無くても大丈夫では?と思うものの、いざ子供を乗せて電動アシストのないママチャリをこいでみるとやっぱり大変なものです。
ここ最近では街中で電動アシスト付き自転車にのって重たそうな荷物を載せていたり、坂道でも平然とペダルをこいでいる方も多く見かける様になりました。それだけ利便性の高く信頼できるツールとして世間に浸透しているものだと思います。
親御様同士のコミュニケーションの場でも子供のせ電動アシスト付き自転車を見かけると思います。小さなお子様の送り迎えやお買物であったり、一度見かけると使い心地など少し気になってしまいますよね。乗ってみるとペダルを驚くくらい踏みこむ力も軽く、いつもの自転車コースが疲れることなく走れてしまいます。モチベーションが上がった分、子供と一緒に少し遠くへ出かけてみようかなんて考えてみるのも楽しいですよね。
今は購入する予定がない方や検討段階で試し乗りをしてみたい方、または一時な利用で十分と思っている方にとってレンタルサービスは便利でおすすめです。
レンタルを検討してみようかなという場合は、まず自治体や各レンタル会社のサービス内容をご覧になって、最もご自身の用途にピッタリで、且つコストパフォーマンスとサービス内容が良いと思えたところにぜひ相談してみて下さい。
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